地域プロジェクトから始まる学び

私たちが取り組む地域連携は、単なる制作依頼の受発注ではありません。地元企業や自治体の課題をヒアリングし、「地域の魅力を伝える映像が欲しい」「イベントのビジュアルを一緒に考えたい」といったニーズを整理するところからスタートします。プロジェクトごとに役割カードをつくり、利用者が担当したい工程を選べるようにすることで、得意や関心を引き出しています。

伴走支援の設計ポイント

クリエイティブ支援は華やかな成果物だけでなく、日々の進行管理が重要です。AWANAひたちなかでは、以下のようなステップで支援計画を構成しています。

  • 企画段階で「何を伝えたいか」を利用者と一緒に言語化し、イメージボードを作成
  • 制作スケジュールを週単位で共有し、タスクを細かく分解して見通しを立てる
  • フィードバックは「良かった点」「次に試したい点」をセットで伝える
  • 納品後に振り返りミーティングを設け、学びと課題を次回案件へ接続

こうした伴走の積み重ねにより、利用者が「地域の誰かに役立てた」という実感を得られ、通所やスキル習得へのモチベーションにつながっています。

今後の展開とお知らせ

2025年は、ひたちなか市内の観光PRや中小企業の採用動画など、地域の魅力を発信する案件が増える予定です。企業や学校との合同プロジェクトも企画中で、利用者がより多様な役割を担える環境づくりを進めています。連携に関心のある団体さまは、お気軽にお問い合わせください。