生活リズムと通所ペースを整える

Q. 初回面談で重視していることは?
A. まず生活リズムや体調の波を一緒に整理することです。具体的な起床・就寝時間、通所に向けた準備の流れをヒアリングし、「前日にできる準備」「当日にやってみたいこと」を小さく決めます。チェックリストや共有カレンダーなど、本人が日常に取り入れやすいツールを一緒に選んでいます。

目標は“できたこと”ベースで共有

Q. 個別支援計画をどう共有していますか?
A. 計画書は3か月サイクルで更新し、毎週の振り返りで「できたこと」を中心に共有します。支援スタッフ側からは「取り組みたい内容」「支援でサポートできること」を箇条書きで提示し、本人が取捨選択できるようにしています。達成度だけでなく、やってみて気づいたことを対話的にまとめるのがポイントです。

チーム連携と情報の見える化

Q. スタッフ同士の連携で大事にしていることは?
A. 支援メモは事業所内の専用システムで共有し、面談記録・通所状況・制作案件の進捗を一覧化しています。朝夕のスタンドアップミーティングでは、支援・制作・就労サポートの三チームが5分ずつで状況を報告し、必要な支援にすぐ着手できる体制を整えています。

伴走しながら次の挑戦へ

「伴走支援」という言葉の通り、私たちは並走しながら、一緒に喜んだり悩んだりする姿勢を大事にしています。就労や地域活動にステップアップした利用者ともつながりを保ち、後輩利用者に向けてアドバイスをもらうことも。支援の循環が生まれることで、挑戦のハードルを下げることにつながっています。